今回は、アジアの
貧困国に対し支援活動をされている
池間哲郎さんの
『あなたの夢はなんですか?私の夢は大人になるまで生きることです。』
を紹介します。
【書籍名】
池間哲郎 『あなたの夢はなんですか?私の夢は大人になるまで生きることです。』
致知出版社
【印象に残ったフレーズ】
■フィリピンの
スモーキーマウンテンで出会った少女は
「あなたの夢は何ですか?」
と聞いた私に、ニコニコと明るい笑顔を浮かべながら答えました。
「私の夢は大人になるまで生きることです。」
■貧しい国の貧しい地域の子どもたちは、1日1食、朝ご飯だけ。
それもお塩をかけたご飯だけ。
こんな粗末な食事しか子どもはとれないので、慢性的な
栄養不良状態。なのでちょっと風邪をひいても簡単に死んでしまう。
■世界の2割の人が7割の食事を食べてしまう
■1日10時間働いて、たったの50円の収入。
■貧しさのため売られていく娘たちがいます。
彼女たちが故郷に戻れるのはエイズが発病して
死んでしまうとき。
「死んでしまうかもしれないね」
そう聞いた私に、少女は言いました。
「お父さんお母さんのためだから、しょうがないよね」
■「ここに学校をつくるよ」と言うと女の子は大声をあげて喜びました。
「勉強ができる!勉強ができる!」
■ひもじくて苦しいときは、新聞紙などの紙やビニールとかを
口に詰め込んで噛む。そうすると少しだけ空腹がやわらぐ。
■「私は地雷を踏んで足を失ったことに感謝しています」
「なぜですか?」と聞くと、こう答えました。
「足を失ったからこそ、私は真剣に生きることができるようになった。
だから今の幸せがあるんです。」
■
ボランティアには大事なことが3つある
1)理解すること
貧しさが原因で毎日4万人もの人が死んでいくことを理解してほしい
2)少しだけ分ける
優しい心を少しでいいから、一所懸命に生きようとしている
貧しい子どもたちに分けてほしい
3)自分自身が一所懸命に生きること
貧しい子どもたちは、苦難の状況でも一所懸命に生きている
だから日本の子どもたちが、アジアの貧しい子どもたちから
一所懸命に生きることの大切さを学んでほしい
【評価】
★★★★★(できることからはじめる)
【感想】
私はこの本を『月刊
致知』で知りました。
http://www.chichi.co.jp/そしてこの本を読み、
池間哲郎氏の活動に賛同し、
少しではありますが金銭的支援をさせて頂いてます。
今まで私があまり気にしてなかった
”アジアの影の側面”
を教えてくれた貴重な一冊です。
1人でも多くの方に読んで頂きたいです。
そして賛同されたなら、ぜひとも
池間哲郎氏の
活動に支援してあげてください。
【連絡先】
NGOアジアチャイルドサポート
http://www.okinawa-acs.jp/index.html